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奥の細道LOVE

古池や蛙飛びこむ水の音

代官山の蔦谷へ出かけます。
ぶらっと、買う本も決めずに店内を散策して
手に取ったのが…

『奥の細道・芭蕉を解く』

東北大学建築学科教授書いたこの本は、
「空間」という視点で芭蕉の世界を解き明かしていきます。

『古池や蛙飛びこむ水の音』

この句は都市空間で読まれた句なんだそうです。

この句を大自然、つまり海や川や、
山のそばで詠んでも感興がわかない。
蛙が池に飛び込む「水の音」は、
広がりの中よりも囲われた空間の中でこそ響くからだ。

さらにこの句には、
古くから親しまれてきた和歌性に対抗する
芭蕉時代では新しかった俳諧性を読み込んでいるそうで…。

蛙に関して、
和歌の世界では、その鳴き声を読み込んでいたのですが
芭蕉は、蛙が飛び込む音を取り上げているところに
当時の人たちは斬新な響きを感じたのだそうです。

そう考えると、
「古池」は何のことだったのでしょうか?「蛙」とは?

「古池」は和歌の世界のことであり
「蛙」は、伝統的な世界に挑んでいく芭蕉自身のことなのがわかります。

芭蕉の世界観を解き明かされると…
一瞬を切り取ったと思えた句の世界が、
実はもっと深い空間の中で存在していたことに気づかされました。

蔦谷のお店のレイアウトにやられて手にした本でしたが…
面白く読破しました。

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銀山温泉

妻と泊まったのは…

銀山温泉 銀山荘 

温泉街を歩きました。
ひなびた温泉街に、妻がなじんでいきます(笑)。

大正浪漫のこの街は、雪降る夜はなおさらムードが高まります。

二人で街をぶらぶらして

お食事の時間です。

「鰆のポアレ」を頂きました。
食材として使われた…『鰆』という文字が
雪深い谷あいにある宿にも春を感じさせてくれます。

ほろ酔い加減で食事から戻ると布団が敷かれていました。

ドクン!

二人はどんな夜を過ごすのか…

妻が布団の中に身をうずめていきました。

雪がすべての音を飲み込んで…静かな静かな夜でした。

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山寺

山寺に行きました。
昨夜、ゴハンを食べ過ぎたとかで…
妻は山頂まで歩く気マンマンです。
とは言え、
いつ妻がへばってもいいように…
ペットボトルをそっとポケットに忍ばせて出発です。

途中のお寺で妻は色々拝みます。
「パパ!ここはちゃんと拝んどいて!」
と念をおされたのは…

コロリ往生阿弥陀如来…でした。

そして…
妻はひたすら幸福を祈っていました。
芭蕉さんと気持ちをシンクロさせて
山道を登ってきたつもりなのですが…
気づくと…
妻に置いてきぼりにされていました。

夏にこの寺においでになった芭蕉さんは
木陰の作るひんやりとした森の空間で
休んでいらっしゃいました。

芭蕉さんは
『静けさや 岩にしみいる 蝉の声』
と詠われましたが…
春に来た自分達は…杉林の中を歩いたということもあり
『花粉症 岩にも飛び散る くしゃみかな』

んんん~しみてる!しみてる!!
ずるずるキター!

頂上は気持ちよい風が舞っていました。

しばらく…妻をそっとしておきました。
いつも穏やかなママでいますように…
拝みたい気分になりました。

医王寺

嫁と姑との関係…
と言えば…
ネガティブな話題が多いように思える現代社会に生きていると、
ウソのような美談が残されているお寺があります。
福島県にある医王寺(いおうじ)です。

芭蕉の歩いた道を巡る妻との二人旅
今日は医王寺をご紹介しましょう。
小雨の中、境内を歩きました。
このお寺は、義経公の家臣、佐藤継信(つぐのぶ)・忠信(ただのぶ)兄弟の菩提寺です。
この二人のお侍さんは、義経のためによく働き、命を落としてまで義経公を守りぬいたのだそうです。

お寺にこんな文言が残されていました。
『義経公一行は奥州に帰ってきた。
 身代わりとなった継信、忠信はもう居ない。
 二人の息子を思いやった母、乙和の涙を見て、
 兄弟の妻、若桜と楓が、自らの悲しみをこらえ
 夫の甲冑(かっちゅう)姿を再現して親の心を和らげたという。』
二人の武士の嫁たちは、
夫を亡くしたというのにも関わらず気丈に振る舞い、
息子を亡くし肩を落とし悲しむ母のために、
亡き夫の武具を身につけて見せたというのです。
主君のために命を落としてまで貫いた忠誠心
自らの悲しさよりも、子を失った義理の母に魅せた嫁達の忠孝心
そんな話が芭蕉の時代には、美談として広く世に知れ渡っていたのでしょう。
それ故に芭蕉も医王寺に足をのばしたのかもしれません。

ここで芭蕉はこんな唄を詠んでいます。
『笈も太刀も 五月に飾れり 紙のぼり』
笈(おい)とは、武具を入れて背負うリュックサックのようなものを言います。
芭蕉はこの句で、彼らの使った武具を毎年飾り
いつまでも、佐藤一族の働きと忠誠心と忠孝心を忘れるなよ!
と言っているのかもしれません。
芭蕉は寺のすぐ横にある坂道、芭蕉坂を下り飯坂温泉に向かいます。
妻との二人旅は…県道13号を西へ赤湯温泉に向かいました。
途中、高畠のワイナリーに寄りました。

妻は飲む飲む!

「次はどれ飲もう?」
うれしそうな妻をみているのが好きでした。
妻のチョイスしたのがこれ!

『まほろばの貴婦人』の赤
若さを保つためには…
ポリフェノールが必要なのだとか…
こいうエクスキュースには…どう答えていいのやら…(笑)
オレのためにいつまでも美しくいたいの?
んなわけない!!!
えへへ…って…妻の笑顔が謎めいてみえました(笑)。

月山

松尾芭蕉の訪れた場所をふら~っと立ち寄り
芭蕉と思いをシンクロさせる旅をしてみよう。
ありがちな企画ですが…(笑)
芭蕉がソラを引き連れていたように…
自分もツマを連れ添って…(笑)
出発前…鼻歌を歌っていると…
「パパはほんとうにわかりやすい性格なんだから…」
と妻に諭されます。

さて、記念すべき第1回目のテーマは…月山
山形県の田舎道
さくらんぼう畑の向こうに
白い雪をすっぽり被る月山が見えました。
芭蕉は…月山に登りこんな句を詠んでいます。

『雲の峰 いくつ崩れて 月の山』

夏に月山に登った芭蕉と違い
あたたかい春の陽射しのふりそそぐ里でみていると…
月山の雪解けが早いか
さくらんぼの芽がほころぶのが先か
そんなことを思いました。
『月の山 解けて芽をだせ サクランボ』
旅行から帰ってくると娘に言われました。
「パパ…旅行楽しかった?」
「楽しかったよ!でも…なんで?」
「小さなことでケンカしてると思って心配してた。」
思わず…苦笑いです(笑)。

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