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Arizona Touring

ラザニアの夜

真っ暗なインターステートハイウェイーを
先を行くリックのバイクの赤い光だけを追いかけて…
深夜、リックの家に到着しました。
リックは再婚をしているので、
高校生の娘が二人、息子が1人います。
急遽、息子の部屋を借りることになりました。
No problem!
そう明るく言う息子さんに…
「ごめんね~」という気持ちで一杯になりながら…
夫人の出してくださったラザニアを頂きます。
なんとか空気を明るくしようと…
「美味しい!美味しい!」
を連発すると…
「これはデリバリーよ!」
とつれなく言われてしまいました。
「………」

居間の片隅に、
リックの捕った鹿のどでかい角が飾ってありました。
リックが得意げに
鹿の角の大きさの測り方やら教えてくれたので…
場が少しだけ和みました。
「明日、3時間寝て、オレは仕事に行くから…お前は好きな時に起きて出かけろ!」
と言われ…
「今日はありがとう!」
精一杯のお礼を言って別れ
息子のまだ温もりの残る部屋の電気を消しました。

同じ道を走っていた!

また…
リックの背中を追いかけて走り出しました。

セドナに沈む夕陽が見える丘にバイクを停めました。
先客の大型トレーラーの近くを歩くと
もわ~っとなま温かいトラックの匂いがしてきました。
トラックのボディーには
夕陽が揺れていました。

別れがたき夕方

とうとう…
リックと別れることになっている
インタージャンクションに到着してしまいました。

ガソリンを満タンにして…
南と北にここからは別々の道を辿ります。

これで永遠の別れ…?
そう思うと…
頭の中が真っ白になってしまって…
思わず口をついて出てきた言葉が…
「考え直したんだけど…今晩、泊まらせてくれる?」
無茶フリです!

真っ青な湖

あまりにも気持ちよいライディングで…
時の経つのも忘れてしまいます。

気がつくと…
すっかり日も落ち始めていました。
エンジンを切ると
湖畔は静けさに包まれます。
空の青さが湖の中にも宇宙を描いていました。
何かでっかいものの中に自分がいる。
あまりにも綺麗な景色に
涙がでそうになります。
隣には…
つい24時間前に知り合ったリックという親友が
バイクに腰かけ同じ景色を見ています。
もう胸がいっぱいで…
このままリックと
Thank you!
See you agaian!
そんな簡単な挨拶ひとつで、
別れることなんて…
なんか…
できなくなっていました。

風まかせ!

何もないけど…大切な何かがある。

ずっと走っていたい道だけが続きます。

湖畔に出た!

木立を抜けると…

湖畔にまっすぐな道が伸びていました。

水面を流れる風の温かさ
湿地帯を埋め尽くす水草の美しさ!

鮮やかな生命力溢れる色彩に心が和みました。

大空へ羽ばたくシルエット

大空に羽ばたくシルエット

前を走る仲間が
一瞬、見せる
空に浮かび上がるシルエットは
一番好きな景色です!

木立の中を走る!

だんだん木が増えてきてました。

木立を抜ける風は…
肌寒く感じます。

On the road again!

On the road again!
リックはバイクを走らせながら
一度大きな伸びをしました。

さわやかな風が流れていました。

秘密の隠れ家

アンティークミュージアムを出て
しばらく走ると

景色がだいぶ変わってきました。
「秘密の隠れ家へ行こう!」
バイクを停めて歩き出すと…

うっそうとしたジャングルの様相を呈してきました。

崖に古代植物が咲いています。
「センチュリーカクタスって言って100年に一度花が咲くんだ!お前はついてるな!」
リックのいい加減な説明を聞きながら先に進むと…

大きな口を開けた洞窟がありました。
洞窟の中はひんやりとしてました。
「少し寝てくぞ!」

リックが寝ている間
インディアンの痕跡はないか…
少しワクワクしながら辺りを探検しました。
気持ちよい午後でした。

ガラクタミュージアム

次にリックが連れて行ってくれたのが…

アンティークミュージアム

バイクが捨てられて?
いえいえ…展示されています!
「この男、狂ってんだ!」
リックの言うのももっともです。
熱さのせいでしょうか???

アリゾナルート87

再び走り出します。
相変わらずの抜けるような景色

でも何かが違います。
そうなんです。

もうサワロサボテンが一本も生えていないんです。

フォードピックアップ

リックが道を逸れて…
山火事の後始末をしている
ファイヤーファイターのもとへ

隊長を捕まえて何やら話しています。
フォードピックアップトラックファイヤーファイター仕様
内部を見せてもらうと…

ハイテクです!
ちょうどお昼時ということもあり
隊員達が作業から帰ってきました。
みんな若い、陽気なメキシカンでした。
とても気さくで…
ゲータレイドを1本くれました。
喉を潤しながら
和気藹々と話をして…

最後には
記念写真の真ん中で
自分が着ているTシャツまでくれました。

サボテンパラダイス

サボテンは…
品格がある植物のように思えてきます。

生えている場所が…とても限られているんです。
数メートルしか離れていないのに
生えてないところには
まったく生えてないんです。

色々みていると…
「なんだ~やるのかよ?」と

ファイティングポーズをとっている
ちょっと挑戦的なサボテン君もいました。

サボテンパラダイス

何のへんてつもない丘を登りきると…

サボテンのパラダイスが広がります。

普通の荒野とは違う…
ニョキニョキと…
サボテンが元気一杯に生えている
見たことのない
生命力に溢れる
最高に気持ちいい景色だったんですよ!

サボテンの荒野

陽射しは強いのですが…
カラッとしています。

よく見ると…
このあたりは火災に見舞われたようです。

どのサボテンも…
黒焦げになっています。
生きているのでしょうか?
サワロサボテンは
手のように見える枝がつくまで…
75年かかるといいます。
人間とは異なるゆったりとした時間を
サボテンは生きているのがわかります。

サボテンの荒野

アメリカ人は遊びに貪欲です。
前日の夜、アリゾナのメサで会ったばかりなのに…
「明日の早朝、スコッツディールの●●のGSまで来い!一緒に走ろうぜ!」
そうなんです。
リックは夜勤あけで付き合ってくれると言うんです。

それにしても凄い体力です!
しかも…
初めて会った日本人に
例えれば…
東京で会って
横浜で待ち合わせって距離なんですが…
大雑把な集合場所を指定してきます。
自分も…
よく指定されたところに行けたよな~。
と感心しながら
リックとおち合い
彼のソフテイルデューズを追いかけます。
すぐに…
天然もののサワロサボテンが
ニョキニョキ生える荒野に出ました。

アリゾナツーリング!


お久しぶりです。
仕事がメチャクチャ忙しくって…
更新ができませんでした。
ですが…
忙しい時にこそ
心に余裕がないといけない!
ってことに気がついて…
のんびり『アリゾナツーリング記』を始めることにします。

今回のツーリングのお相手は
地元のライダー、
アリゾナ・リック!
身長2メートルの空手の有段者です。
ハーレーを子どもの三輪車のように扱います。
リックに案内された道は
流石に素晴らしかったんですよ。
さてさて
ヨロシクお願いします。

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